GLOSSARY — REPUTATION
発信者情報開示請求とは?
DEFINITION
発信者情報開示請求とは、匿名で誹謗中傷などを投稿した人物を特定するために、サイト運営者やプロバイダに対して、投稿者につながる情報(IPアドレスや契約者情報など)の開示を求める法的手続きのことです。
2022年10月に施行された改正で「発信者情報開示命令」という非訟手続が創設され、従来は複数の裁判手続きを段階的に踏む必要があった開示を、一つの手続きの中で進めやすくなりました(2026年7月時点)。
01EXPLANATION
詳しい解説
大まかな流れは、投稿の証拠保全、弁護士への相談、サイト運営者へのIPアドレスなどの開示請求、アクセスプロバイダへの契約者情報の開示請求、投稿者の特定、という順に進みます。投稿者の特定はゴールではなく、損害賠償請求や再発防止の交渉などに進むための入り口です。
対象になるのは、名誉毀損や侮辱、信用毀損など、権利侵害が認められる投稿です。単に不都合というだけの投稿や正当な批評は対象になりません。また、通信記録(ログ)には保存期間があり、時間が経つと特定が難しくなる場合があるため、問題の投稿を見つけたらURL・日時・内容が分かる形で早めに記録を残すことが大切です。
投稿者の特定や損害賠償請求などの法的手続きを他人に任せる場合、依頼できるのは原則として弁護士です(弁護士法72条)。弁護士以外がこれを代行すると非弁行為にあたるおそれがあるため、「投稿者を特定します」とうたう業者には注意が必要です。風評被害対策会社が担えるのは、検索結果や口コミの状況把握、再発を防ぐための監視などで、法的手続きが必要な場合は弁護士への相談をおすすめします。






