GLOSSARY — REPUTATION
ユーザー生成コンテンツ(UGC)とは?
DEFINITION
ユーザー生成コンテンツとは、口コミサイトのレビュー、SNSの投稿、Q&Aサイトの回答、掲示板の書き込みなど、企業ではなく一般の利用者が作成・発信するコンテンツのことです。
英語の頭文字をとってUGC(User Generated Content)とも呼ばれます。文章だけでなく、写真や動画、ブログの記事なども含まれます。こうしたコンテンツが集まる口コミサイトやSNS、掲示板などの媒体は、CGM(Consumer Generated Media:消費者生成メディア)と呼ばれることがあります。企業が自ら発信する公式サイトや広告と対比して使われることの多い言葉です。
01EXPLANATION
詳しい解説
企業の評判は、自社サイトや広告での発信だけでなく、UGCによっても形づくられます。UGCは利用者の率直な感想として受け取られやすく、購入や来店、応募、取引を検討する人が、判断の前に確かめる情報源の一つになっているためです。ただし、すべての投稿が利害関係のない第三者によるものとは限りません。会社名で検索すると、口コミサイトや掲示板、Q&Aサイトのページが公式サイトと並んで表示されることもあります。また、ChatGPTなどの生成AIが企業について回答する際に、口コミなどのUGCが情報源として参照されることがあります。
UGCには、実際の利用に基づく感想や正当な批判もあれば、事実と異なる内容や誹謗中傷が混じることもあります。他社が運営するサイト上の投稿を企業が自分で削除することはできないため、次のような姿勢で向き合うことが大切です。
- 声を集めやすくする:各サイトの規約に従い、満足度で相手を選ばずに、実際の顧客に感想の投稿先を案内する(内容の指定や見返りの約束はしない)
- 誠実に返信する:返信できるサイトでは、良い声にも厳しい声にも、事実を確認したうえで丁寧に応える
- 事実と異なる投稿に対処する:各サイトの規約に沿って通報や削除の申請を行い、深刻な権利侵害には法的な手続きを検討する
- 監視する:自社名やサービス名に関する投稿を継続的に確認し、誤った情報や炎上の火種に早く気づく
反対に、企業が第三者を装って好意的な投稿をしたり、見返りを渡して依頼した投稿を、広告であることを示さないまま一般の感想のように見せたりすることは、ステルスマーケティングにあたりえます。日本では2023年10月から、景品表示法にもとづく指定告示により規制の対象になっており(2026年7月時点)、各サイトの規約違反にもなりうるため避けるべきです。なお、投稿者の特定や損害賠償請求などの法的手続きを他人に任せる場合、依頼できるのは原則として弁護士です(弁護士法72条)。




