GLOSSARY — REPUTATION
非弁行為とは?
DEFINITION
非弁行為とは、弁護士の資格を持たない者が、報酬を得る目的で、他人の法律事件について代理や交渉などの法律事務を業として取り扱うことで、弁護士法72条により原則として禁止されている行為です。
「非弁」は「弁護士でない者」を意味します。ネットの誹謗中傷対策では、投稿者の特定(発信者情報開示請求)や損害賠償請求、権利侵害を理由とする削除の請求・交渉を、弁護士でない業者が報酬を得て依頼者に代わって行うことが、これにあたるおそれがあるとされています。
01EXPLANATION
詳しい解説
法律事務が弁護士に限られているのは、依頼者の権利に直接関わる専門性の高い業務だからです。資格や守秘義務、監督の仕組みを持たない者が扱うと、手続きの不備で権利を行使できなくなる、不利な条件で話がまとまるなど、依頼者がかえって不利益を受けるおそれがあります。依頼した側にとっても、契約をめぐるトラブルの原因になりかねません。
一方で、検索結果や口コミの状況の調査、継続的な監視、公式情報の発信による押し下げなど、法律事務にあたらない業務は弁護士でなくても行えます。被害を受けた本人や企業が、自分で削除を依頼することも問題ありません。どこまでが法律事務にあたるかは個別に判断されるため、業者を選ぶ際は次の点を確認しておくと安心です。
- 投稿者の特定や損害賠償請求、削除の請求・交渉を代行するとうたっていないか
- 自社の業務と弁護士の業務の境界を、具体的に説明できるか
- 法的手続きが必要な場合に、弁護士への相談につなぐ体制があるか
- 「どんな投稿でも消せる」など、結果を断定していないか
本人が自分で手続きを行うことはできますが、投稿者の特定や損害賠償請求などを他人に任せる場合、依頼できるのは原則として弁護士です(弁護士法72条)。業者の説明に疑問がある場合は、契約前に弁護士へ確認しておくと、後のトラブルを防ぎやすくなります。




