GLOSSARY — WEB
ユーザビリティとは?
DEFINITION
ユーザビリティとは、想定する利用者がWebサイトや製品などを使うときに、目的を正確に果たせるか、手間が少ないか、満足して使えるかという「使いやすさ」の度合いのことです。
よく比べられるUX(ユーザー体験)は、サイトを知ったときの期待から利用後の満足までを含めた体験全体を指します。ユーザビリティはその一部にあたり、主に利用している最中の使いやすさを表します。使いやすいだけで良い体験になるとは限りませんが、使いにくければ体験全体の印象が損なわれやすくなります。高齢の人や障害のある人を含め、誰もが利用できるかに着目するアクセシビリティとも、重なり合いながら区別されます。
01EXPLANATION
詳しい解説
Webサイトでは、目的の情報に迷わずたどり着けるかどうかが、ユーザビリティの基本になります。具体的には、メニューの名前から中身が想像できるか、ボタンやリンクだと一目で分かるか、入力の誤りがその場で分かるか、スマートフォンでも指で押しやすい大きさと間隔か、といった点に表れます。一つひとつは小さなことでも、つまずきが重なると、訪問者は目的を果たす前に離れてしまいます。問い合わせや申し込み、購入などの入力フォームで、入力の負担や途中での離脱を減らす改善は、EFO(入力フォーム最適化)と呼ばれます。
よくある誤解は、作り手が使いやすいと感じれば十分だと考えることです。サイトの構成や社内の言葉を知っている作り手には、初めて訪れた人がどこで迷うかが見えにくくなります。社内での呼び名をそのままメニュー名にして伝わらない、目新しさを狙った見慣れない配置がかえって迷いを生む、といった例が典型です。
そのため、使いやすさは実際の利用者の行動から確かめます。主な方法は次のとおりです。
- アクセス解析:離脱の多いページや、フォームを表示しても送信まで進まない人の多さから、つまずいていそうな場所の見当をつける
- ヒートマップ:クリックされた位置やスクロールされた範囲から、ページ内の読まれ方を推測する
- ユーザーテスト:想定する利用者に近い人が「料金を調べて問い合わせる」などの課題に取り組む様子を観察し、迷った場面で何を考えていたかを聞き取る
数字からは「どこで」問題が起きているかが、観察からは「なぜ」つまずくのかが見えやすいため、組み合わせて使います。ユーザーテストは数人に試してもらう程度でも、作り手が気づかなかった問題が見つかることがあります。パソコンとスマートフォンでは操作の仕方が違うため、両方で確かめましょう。




